何とか間とかようやく九合目の八海山避難小屋に到着した。

ここまでの登山道はホントあり得えない鎖場の連続で、登山シロートのチョイ悪オヤジにはかなりキツイ登りの連続だった



 

10:20分。 標高1650m

屏風道コースは危険だから下山するなって

確かに急な崖を鎖に掴まっての下山でかなり危険だけど・・・・・

登りも十分危険だったわwww



 

人の気配が無い避難小屋を覗いてみると、宿泊した人は円・休憩した人は円を支払わなくてはいけないみたいです。

人が誰も居ないのに登山靴が1足、揃えて脱いで置いてあったのが気になる



 

小屋の二階を自撮り棒で覗いてみると感じ。人が居ないからチョット安心したが、意外にキレイだったね。

注意事項の看板で、《八海山八ッ峰コースは鎖場が連続し、大変危険です。》って書いてあったけど・・・

まだ危険な鎖場があるのかよぉ~(;´д`)トホホ

てか・・・初心者は不動岳まで・・・ってあるが・・・

どんだけやねん!初心者って俺だよぉ~w 不安倍増~超不安www



 

小屋の後ろに回ると休憩する木があったからここで休憩

過酷な激坂を登ってきたから汗が吹き出ていたのだが、下半身の汗がタイツを伝わりそのまま登山靴の中入るもんだから、靴の中が汗だらけ

勿論!登山靴はゴアテックスだから外からの水分も中に入らないけど、中に入った水分も外に抜けないわなwww

靴下絞って汗を落とし、足をリフレッッシュする



 ようやくお兄ちゃん達が登って来た。10:35分

「ここで明日まで寝てられるよぉ〜!」て叫んで倒れてましたね



 九合目の鐘をガンガン鳴らして十合目の大日岳に向けて出発







うわぁ~前方がガスっていて、更に不安感が込み上げてくる



 

後ろを振り返ると、避難小屋が小っちゃくなってた。勿論!お兄ちゃん達はまだ寝てたわガハ





ここまでお世話になった屏風道コースの登山道が雄大に見えるなぁ~

写真で見える一番先端の先は断崖絶壁だけどね





間もなくすると、八ッ峰(八海山)、八ッ峰迂回路の分かれ道が出てきます

ここはリサーチ済み迷わず上に行きます。 ・゚・☆★┣¨キ┣¨キ☆・゚・



 木々の茂った中を突き進むと・・・・





地蔵岳到着。 10:47分 《大心霊神》



 まだまだ全然余裕だね!

直ぐにこの場を立ち、不動岳に向かう為に前を向くと・・・・・





オォォーーー!! w(゚ロ゚;w(゚ロ゚)w;゚ロ゚)w オォォーーー!! 次はあの上に登るんだな

最初のダウンアップをクリアしていきます

そり立つ絶壁を上り詰めると・・・・・





不動岳到着。 10:55分 

正面に何か書いてあるぞ 



 キケン注意

【これから先は鎖場の連続 非常に危険です。初心者・飲酒者・体力消耗者や雷雨強風時には迂回路をご利用ください。

転落すれば助かりません。健脚でも十分注意して渡ってください。】


転落すれば助かりませんって・・・・・ おいおい脅かすんじゃね〜よぉ〜





《不動明王》様 

ロープウェイからの来る人もここまでが多いんだろうね。すごく立派な神様がおられるもんね。

そのまま先に進むと・・・・・





(゜ロ゜)ギョェ怖〜〜〜〜 

周りがガスっていて、目の前の鎖しか見えないから妙に集中出来る でも怖いよ・・・

ここから先、八ツ峰縦走は一層険しくなります 慌てず息が治まってから先に進むようにする



 

両脇はまさに断崖絶壁 足を滑らせたら、もちろん命はありません 

凄い緊張感の中たまに現れるキレイなお花で少しだけ和むわ〜





∑q|゚Д゚|pワオォ さぁ〜ここを斜めから登るよぉ〜





この鎖を一旦降りて、目の前の大岩を登ります。

周りに誰も居なくて、妙に静かな辺りが緊張感を増す


あまりの厳しい状況に全く余裕が無いチョイ悪オヤジ





大岩の壁面を鎖を握って少しづつ登って行く感じなんだが・・・・・





足の置き場がギリギリ これさ!下の景色がスカッと見えたらもっと怖いんだろうな〜

ホントに怖いヨォ〜





大岩の上まで来て次の岩を見ると、ヽ(ヽ>ω<)ヒイィィィ!!●~*ヒイィィィ!!(>ω なんだよあの鎖場わ

もうため息しか出ませんwww ここも息が収まるまで待ってから気合を入れて進む



 

七曜岳到着。 11:17分 標高1739m

ちょっと想像してみてください 百名山の荒島岳の頂上よりも大分高い山の尖った所を歩く恐怖を!

もうここから動きたくない!って感じになります。

しかし八ッ峰の内のまだ三峰だよぉ〜 トホホ〜先が思いやられるわw





後ろの岩山は、今登ってきた大岩です。自分の顔が見た事無いような厳しい顔つきになってる 

勿論!作った顔では無く自然に出た顔です。





今来た難所を振り返り覗いて見るとこんな感じ 





さぁ〜次はどんな難所ダァ〜 何でもこいや



 白河岳到着。 11:29分

やっと四峰の半分だぁ〜!と喜びたい所だが・・・・

目の前の仙人でもいそうな大岩が目に入り、喜べない (゜ロ゜)ギョェ





細い岩を渡り崖まで移動する。





(ー△ー;)エッ、マジ?!!! ここも息が治ってから慎重に慎重に下に降ります。





降りたらホッとする間もなく、今度この大岩を登ります 岩の真ん中にハシゴが見えるが・・・

あそこを登るのかぁ〜

ハシゴから岩の大きさが分かるっしょ 絶対に上に仙人が居るね





ハシゴを登り上を見ると Σ(゚□゚(゚□゚*)ナニーッ!! 言葉無いね・・・..・ヾ(。 ̄□ ̄)ツ コワァ!!



 崖の上には摩利支天岳の石があるけどそこまで行くのも怖いよ。11:39分

てか、摩利支天岳は六峰だから五峰の釈迦岳はどこにあったんだろう あまりの恐怖で気が付かなかったか





摩利支天岳から降りる鎖場がこれだ 何て言うかな・・・だんだん危険度が増す感じ。



 先月仕事で近くの町に来た時に、地元のおじさん達に色々リサーチしたんだけど

「八海山は、毎年数人滑落か自殺か分かんないけど命を落としているよw 

でもお兄ちゃんは若いから大丈夫だよ!気を付けて!」
と言われたが、

全然大丈夫じゃね〜よw 俺もその一人にならない様に本気だよ!



 



摩利支天岳から無事に降りてきたら尾根道に何かがある



..・ヾ(。 ̄□ ̄)ツ ギャァ!!



何気なく捨てられた命の鎖




多分!鎖を掴んでいる時に切れたんだと思うが・・・・・



(((゙◇゙)))カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカ



怖いね〜



お願いだから、俺が掴まってる時には切れないでね



後ろを振り返り、摩利支天岳の脇の下を見ると何故か ゴザが引いてあった

なんだろうねw 色々想像すると怖い〜









次に目の前に現れたのは七峰目の剣ヶ峰への登りなんだが・・・・

剣ヶ峰には左から回りこむのだが、上には登れないみたいですね。



さぁ〜いよいよ八峰目の10合目の大日岳なんだが・・・・・





《垂直》に切り立つ崖 そこに立てかけられたアルミ製ハシゴと鎖

途切れた鎖を持ち替える時の恐怖が半端じゃないwww 写真で上手く伝わらないのが残念

しかしこの上が10合目 何が何でも・・・・・





命懸けで何とか上に登り、自撮り棒を伸ばして写真を撮るが・・・マジでこれが精一杯



 八海山(八ッ峰)大日岳10合目到着。11:51分

《八海山大神)が俺を向かえてくれたよ。 




 (*ノ・ω・)ノオオオオォォォォここに亀仙人がいたわ! 

下界から持って来た八海山のお酒をザックから取り出して飲むか飲まないか

ここで悩んだが・・・不動岳で書かれていた看板を思い出して飲むの止める





かなりの達成感! 自分で自分を褒めてやりたい気分だったよ!



 

ここで山ごはん!と言ってもコンビニ弁当だけどね。残りの水分はいろはす1本と凍ったアクエリアスが1本!

いい感じの水分ペースだね!計算通りだね。





弁当を半分くらい食べて、さぁ〜下山ダァ〜!先に進むぞぉ〜!





亀仙人の横の狭い道の下はこんな感じ。





正面の尖った山が入道岳1778mであそこに三角点があるみたいだが、ここから30分かかるし今いる大日岳が10合目だから行くのをやめる。



そして大日岳を降りようと先に進むと・・・・・





エェエェエェエェエェエェエェエェエェエェエ(゚Д゚ノ)ノエェエェエェエェエェエェエェエライコッチャ

すっごい崖の高さで下が見えなくて八海山最大の難所で暫く動けなかった

あまりの恐怖で後ろに居るお兄ちゃん達を待って一緒に降りようかとも思ったが・・・・・勇気を振り絞り崖から身を乗り出す





足場の良い所で何とか写真を撮るが、この崖がどれだけ凄くて怖いか伝わらないね〜

この崖が八ツ峰の中で一番長い鎖場です。

何とか崖下まで降りて来て、息が治るのを待ちながらこれからの下山する新開道コースが何処なのか周りを見渡す

しかし・・・・何処にも無い・・・・おかしい・・・・直ぐに下に行く道があるのだが、ここは下が崖になっていておまけにロープが引かれていてピンクのテープが結びつけられ、《危険だからここから入るな》オーラが出ている

しかしヤマップの地図では確実にこの【入るな!】の崖下に《新開道コース》がある事になっている



後からネットで仕入れた地図を見ると分かるが、もう一つ小さい山を降りた所に道があるのが分かる



そして俺が取った究極の行動は、18の崖下から赤いバツまでの崩れた崖を一気に滑り降りた

ここも死に物狂いだよ! 

の地図は分かりやすいが、ヤマップの地図ではイマイチ分からなかったよ





ここから急な坂をハシゴに乗って暫く降りる感じ。

あまりの急坂プラスハシゴに乗っかる足の部分が少ないから、ふくらはぎに力が入り直ぐにパンパンになります





上の地図で言う《うかい路》ってのがこの登山道なんだけど、幅が狭くて周りの枝とか掴まりながら歩く。



 

途中、広い所を見つけて水でも飲もうとザックダウンすると・・・・・横のポケに入れていた水が無い

多分18の崖下から転げ滑った時に飛んで行ったんだろうな しかし俺には最後の頼みの綱凍ったアクエリアスがある

少しづつ少しづつ大事に飲む事にする。



この後、一人の登山者とすれ違い挨拶を交わす。

「八海山の尾根までまだ遠いですか?」「新開道コースは屏風道コース(登り専用)よりも緩やかだと書かれていたからこっちで来たんですが、長くて



と言って来たからチョイ悪オヤジマジ顔で

《残念ながらここから尾根道まではかなりの急なハシゴ道が待ってます!

しかも最初の大日岳の上に登る崖の鎖場は死ぬ気で登らないとダメでしょうね
とアドバイスする。





まだあの山を一旦登って降りなきゃダメなんだろうな〜



 

目の前に杉林が出てきて、もう直ぐ下界だと感じてホッとする





横を見ると、本来俺が乗る予定だったロープウェイが見える あれさえ動いてれば・・・こんなに辛い登山にならなかったのに〜



 

無事に登山口に到着。14時39分 この顔を見て今日の登山がどれだけ過酷だったか判断してください。

手の平も傷だらけです。



 

活動時間:7時間38分 活動距離:8、4km 高低差:1286m 累積標高上り/下り:1510m/1523m

o(*^ー^*)oお疲れ様でした!

本当に心に残る山でした!