今回は松阪市飯福田町(いぶたちょう)の伊勢山上を歩く事にする

大宝元年(701年)役小角(えんのおづぬ)さま岩窟で100日間修行をされ

開かれたお寺が飯福田寺になり、それより開創された霊場が伊勢山上になります。

修験者(山伏)が修行をする為の道場でしたが、明治時代になってやっと一般にも開放された感じみたいです。



新潟の八海山ほどでは無いが、危険な岩のアトラクションが盛り沢山

大人も子供のように大自然と触れ合いながら楽しく遊ぶことができます。



ま!楽しむと言っても修行の場所だから慎重に行ってみましょう





飯福田寺にグーグルマップをセットしてひたすら山道を走っていて

ふと気が付くと・・・・・・

携帯の電波が圏外〜Σ(゚□゚(゚□゚*)ナニーッ!!

docomoの電波でも入らない一般道がある事にチョット驚き・・・Σ( ̄Д ̄lll)・・・・

YAMAP使って地図見てる人は早めにダウンロードする事をお勧めします









この辺りがdocomo電波入るのがギリギリだから

YAMAPの山地図をダウンロード

ちなみに相棒の使ってるauは・・・・・

も・ち・ろ・ん

もっともっと早くから圏外で使えませんwww



トイレと小屋っぽい所があるからウンコしてから着替えをします。











途中、河津桜が満開で思わずチョイ悪オヤジの足を止める。



しばらくここから動きたくなかったですねー

ま~なんだ 俺ほど桜とのコラボが合わない奴はいないよね(⌒_⌒; タラタラ





飯福田寺(いぶたじ)山門の駐車場に到着。8:57

岩と生きるまち飯福田!

相棒チョットビビってる感じだけど大丈夫かなぁ〜(; ̄Д ̄)





ご立派な山門! 仁王像が睨みをきかせて居て、上には シャチホコもいます。



修行者のわらじかなぁ〜

俺は最新の登山靴と言う名の履物で挑戦だぁわ〜(⌒_⌒;アハハハ



入山受付をする為に飯福田寺に向かいます。



情緒あるお寺の境内





お寺の前の石垣が興味あったな〜

何の為に石垣を積んだのか?気になるポイントでしたね〜



入山料は500円を払い、住職の奥様から伊勢山上の細かい説明をお聞きする。

『岩を越えられないと思った時は必ず迂回路から回って行ってください。』

『危ないと思ったら、無理しないでください。』
とクドイくらいに言われる。

『岩に登るのは登れるけど、降りるのが降りられへんのです!』

『滑落死亡事故もおきてますからね~

『この入山心得をよく読んでから入山書に記入してください!

戻ってきたら必ずこちらにまた来て下さいね!』





『戻って来られて、まだ体力が残ってるようでしたら裏行場を案内しますね。』

《これでもかと言うほど注意点をお聞きする。ヾ(;´▽`A``アセアセ

ま!それだけ危険な場所だと言う事を伝えたいんだろうな〜と思った。





案内図をじっくりと見て、後から確認出来るように写真も撮る。

絵を見るとすっげ〜岩のアトラクションばかりじゃね〜  アタヽ( ̄△ ̄ゞ=ヾ ̄△ ̄)ノフタ





石段を登ると、目の前にはご本尊の薬師如来がまつられています。

しっかりお参りして今日の安全を祈願する。



いよいよ表行場に入ります。

もう後には戻れません〜・゚・☆★┣¨キ┣¨キ☆・゚・ 9:18





登山道には無数の仏像が置いてあります。

全ての仏像の写真を撮り全ての仏像にお参りしました!

仏像の写真撮っていて一つの事に気が付きましたね〜 その事と仏像の写真はブログの最後にまとめて載せます。



どんな巨岩、奇石、怪石出て来いや〜!

「俺は八海山を歩いた男だぁ〜 自信持て〜って自分に言い聞かせてますヾ(;´Д`●)ノぁゎゎ





まず現れたのは『油こぼし』

『あんどんの油がこぼれる程の傾斜』から名付けられたという。

そして相棒が自ら先にトコトコと登って行った..・ヾ(。 ̄□ ̄)ツ エッ!!大丈夫かぁ〜





あのビビリの相棒が一気に上がって行くじゃん! |||||/( ̄ロ ̄;)\||||||| まじ~~?



そして上でガッツポーズ!ヾ(°∇°*) オイオイ



次はチョイ悪オヤジです

ここだけ迂回路が無いです この『油こぼし』をクリアしないと次には進めません

二体の仏像にお参りしていざ〜





なかなかですわ〜 自分の身体をを1本の鎖に預けます



登った感想はどうかって〜?

見たまんまですわ〜ε=( ̄。 ̄;A フゥ…





行者尊で絶景を見ながら仏像にお参り。

この先の危険な岩場を想像すると・・・シッカリお参りしたくなります(*ノω<*)





さて!行きますかぁ〜

上の柵が見えてるとこまで行くのだが、鎖が無くてツルツルした岩を修行僧の手形とかを利用して登ります( ̄ー ̄; ヒヤリ





修行僧の手の跡が岩にくぼんでます。集中集中

岩に手形が付くくらい修行してたって事だろうが・・・・・凄いねw





次は岩屋本堂に向かいます。

住職の奥さんが言ってた迂回路が写真手前の左側にあります。

本堂は真っ直ぐ下に進みます。



岩屋本堂 9:36

役行者さまが祀られているのでしっかりお参り。



のぞき修行が行われてた場所。

ギャ━━━━━━Σヾ(゚Д゚)ノ━━━━━━ !!!!





(((゙◇゙)))カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ





ヽ(ヽ>ω<)ヒイィィィ!!●~*ヒイィィィ!!(>ω<ノ)ノ





さぁ〜!この先の道は本堂横の『鐘掛』と名が付いた所だが、

どっから見てもただのボルダリング(ー△ー;)エッ、マジ?!!!




普通の人は、行ったらいけない所ですね…

相棒は先ほどの迂回路まで戻って上に登ります。



今からここに行こうと思う人に一言物申す

ザック要らないですw(°0°)w

なるべく身軽で登る事をオススメします!



俺は最悪w

食料とか水2リッター近くとか、めっちゃザックに詰め込んでいて

背中重すぎΣ(゚□゚(゚□゚*)ナニーッ!!

ホンモノの修行ですわΣ( ̄ロ ̄lll) ガビーン





本堂の上に仏像あり! 足場の悪い所でお参り。



..・ヾ(。 ̄□ ̄)ツ ギャァ!!

さぁ〜!ここからです

その先の足場の悪い所に何とか移動し、

そこから上に登ります

アタヽ( ̄△ ̄ゞ=ヾ ̄△ ̄)ノフタ



ここで怖気付き、今来たボルダリングの『鐘掛』を戻る事なんて絶対に無理

もう行くしかないです!

男になれ〜チョイ悪〜(≧∀≦)ファイト♪






最大の注意をし足場の悪い場所に移動

落ちたら確実に死にますね キ、キエル・・・( ̄□ ̄ *) ( ̄□:;.:... ( ̄:;.... ::;.:. .:... ,



上を見上げるとこんな感じ(;・∀・)ダダイジョウブ・・・?

ヒイィィィ!!!!(゚ロ゚ノ)ノ あの《出っ張り岩》をクリア出来るかぁ〜





迂回路から既に上に居る相棒からの写真です

写真は丁度、《出っ張り岩》辺りかな〜

八海山以来の《南無阿弥陀仏》を言いながらの登り!

ほぼ真上にパワープレー!です。





くそ〜ザック重て〜www

後ろから引っ張られる感じだわ〜

誰かぁ俺の背中に捕まってないかぁ〜???????






南無阿弥陀仏・南無阿弥陀仏・南無阿弥陀仏・・・・・



・・・やっと鎖が・・・・

エェエェエェエェエェエェエェエェエェエェエ(゚Д゚ノ)ノエェエェエェエェエェエェエェエライコッチャ

鎖ここで終わってるジャンwww


..・ヾ(。 ̄□ ̄)ツ ギャァ!! ここからは手だけの登り〜





行ってやろうじゃね〜の〜w

これから伊勢山上に行こうと思う人達に物申す〜!

荷物は最小限で行ってください〜!





無事に本山の上に到着〜。9:46





マジでこんな所を登って来たのか?(゚□゚;)アワワ(;゚□゚)アワワ と再度確認!

マジで自分を褒めてやりたいよ〜!



『抱付岩』で抱き付いてホッと一息する。



『抱付岩』からの登りだね





ここからしばらく森の中を歩きます

穏やかな尾根道が危険な修行場と言う事を忘れさせてくれます。ニコニコ(⌒ー⌒ )





ひと時の穏やかな時間です。



『大天井』到着。 10:16

行場の最高地点です。三角点などは見当たりません。





お賽銭を仏像に渡してお参り。YAMAPの地図で確認するとこの位置です。





『亀岩』到着。10:27





ここからまたまた岩のアトラクションが始まります〜。





岩の登りよりも下の方が気を付けないといけないね。

そう言えば住職の奥さんが最初に『岩に登るのは登れるけど、降りるのが降りられへんのです!』って言ってたよな〜





『鞍掛岩』





チョイ悪オヤジと雲とのコラボが幻想的でいい感じ! 10:33





「相棒〜いいぞ〜! 鞍掛岩に登ってこい〜!」



鞍掛岩の登りは鎖は無いですが手で十分登れます。





あそこが『蟻ノ戸渡り』か〜 最初見た絵図と岩の形が違うなぁ〜





最近気が付いたが・・・岩場の山に来るとテンションが上がってるなぁ〜ヾ(;´▽`A``アセアセ



そ〜です!そ〜なんです!

俺は岩山に来るとテンション上がるんですΨ( ̄∀ ̄)Ψケケケ




昔の修行僧の足跡が岩にくっきり付いてます(⌒_⌒; タラタラ

ここも落ちたら間違いなく命は無いねwε- ( ̄、 ̄A) フゥー





『蟻ノ戸渡り』到着。





後ろを振り返るとこんな感じ。 岩を登って下っての連続です。





蟻ノ戸渡りからは相棒から下りて行きます。「鎖ない感じだから気をつけろよぉ〜」

右横下の迂回路も昨年の台風21号の被害で木が倒れてます





蟻ノ戸渡りを下りて振り返り岩を見てみると、最初見た絵図に合致しますね





『小尻返し』到着。10:45





相棒は小尻返しの上で堪能して直ぐに岩の下に下りて行ってしまったが・・・





この場所からは岩屋本堂がバッチリ見えて拝むポイントなんだよなぁ〜





鐘掛が良く見えるね〜

丁度数名の方が登ろうとしているのが見えました。

でも、鎖場で苦戦中の模様っぽいね(⌒_⌒; ・・・無理せず安全にね〜



絶景を独り占め〜♪(゚▽^*)ノ⌒☆

相棒よぉ〜何でもかんでも早く行けば良いってもんじゃないんだよ Ψ( ̄∀ ̄)Ψケケケ





絶壁に岩を下りるのだが、体を外に出す時が一番怖い〜



指先にも力が入るね〜





下に下りてから相棒を見守る。





ま〜なんだ!

相棒は体を岩にこすりつけて滑り下りる感じ(○゚∀゚)ガハッ∵∴


ストッキング破れるぞぉ〜ヾ(@^▽^@)ノわはは





次は『飛石』に登ります。





飛石から見ると、後ろの岩が急だよね〜w

後ろの人達も俺達がさっき下りて来た岩場に苦戦してる感じだねw





飛石で座禅修行中〜

心穏やかにして宙を浮く感じです〜





ヾ(°∇°*)オォォーーーイ‼︎

早く写真撮ってくれ〜!足場が悪くて落ちそうだぁにぃ〜






飛石からの下りもなかなか厳しそうw

遊んでたら後ろから鈴鹿のお兄ちゃん達が来たから下りる所の見本を見せてもらう。

ここもかなりの絶壁だわw



最初にチョイ悪オヤジがおり、見本を見せてからの相棒を下ろす。



そ!そ!そ!その体を外に出す時が怖いから、そこをp(*^-^*)q がんばって♪



そぉ〜!そぉ〜!そぉ〜!



『平等岩』到着。11:09





『元居ヶ原』

《奉拝》の看板がある場所に到着。 な・何だぁ〜





オォォーーー!! w(゚ロ゚;w(゚ロ゚)w;゚ロ゚)w オォォーーー!!

木の隙間から《岩屋本堂》がバッチリ見えます。

勿論!手を合わせてお参りします。




無事に下山した事を住職の奥さんに報告しに行く。

登山届に帰って来た時間を記入。

そしてまだまだ体力がある所をアピールし 奥さんから《裏行場》の場所と危険箇所をお聞きする。





この方が役小角(えんのおづぬ)さまです。

そう言えばよく似たお顔の仏像を見たな〜



山門を越え車道をチョット歩きます。

白いガードレールの橋を渡って左折すると・・・・・





オォォーーー!! w(゚ロ゚;w(゚ロ゚)w;゚ロ゚)w オォォーーー!!

これが達磨岩かぁ〜!


今から登るぞぉ〜!



鳥居があり、スグに岩壁が立ち上がってます..・ヾ(。 ̄□ ̄)ツ ギャァ!!

表行場と同じく、最初は『油こぼし』を腕力で鎖を登ります。

違うのは、裏行場はザックダウン!で身軽に歩きます!・・・

学習ってやつですね



ザック無いと楽勝楽勝

もう慣れっ子だわ〜 何でも来いやぁ〜!p( ̄へ ̄o)



相棒もモクモクと絶壁を登ってきます!

今日1日で凄く強くなってますギョッ!Σ(・oノ)ノ ヤベー

これ以上強くならなくても良いのにね〜(○゚∀゚)ガハッ∵∴



『達磨岩』到着。

特に景色は良く無いです。





大蛇の背のような岩の上を歩きます



『獅子ヶ鼻』到着。11:55





今日も絶景と言う名のご褒美いただきましたぁ〜

獅子の鼻の先みたいに尖った岩での撮影。

昔はここでも『のぞき修行』が行われてたみたいです。





最後に 鎖の10メートルちょいの下りが待ってました

ほぼ・・・垂直に下ります \(* ̄□\) ̄□\) ̄□\))))オォ~ット!!






チョイ悪オヤジももう慣れっ子だから体を岩の外に出すのも、難なくスムーズに行けます。

(ビビリオヤジのくせにねw)



表行場を行った人ならみんな行けると思います。





お寺に戻り、住職にバーベキューの場所を借りる事を了解を得て、ごはんタイム〜!





本当に楽しい山でしたね〜 心に残る場所の一つになりました。



ここは山バッチは無いので、住職手造りのストラップを購入。

山バッチコレクションのの仲間入りですね!











《ここからは興味のある人だけぞうぞ!》

それでは伊勢山上で俺達が見つけた仏像全てを載せます。

勿論!全ての仏像に今日の安全祈願をし、一体づつにお参りしてます。

そして気が付いた事が一つあります。

それは写真の後で















































































以上37体を見て俺的に思ったのだが、全ての仏像が役小角(えんのおづぬ)さまで、所々の危険箇所から修行僧を見守ってくれてる様に思えた。

是非!行った方はお参りしてみて下さい。